就学前にできる算数障害のチェック方法5つ

今回は小学校就学前にできる算数障害のチェック方法を紹介していこうと思います。そもそも算数障害って何?と思う方は関連ブログ『算数障害とは?わかりやすく解説!』を是非見てください。

算数障害は就学前や幼稚園では気づきにくい

算数障害のある子は、学校の授業やテストを通して数の概念やルールなどに触れるなかで、理解が追いつかないのが明確になります。 そのため、授業やテストの無い就学前に気づくのは難しく、就学後に先生や親御さんが気づいて発覚する場合が非常に多いです。

算数障害のチェックはいつ頃するべき?

対象年齢は就学直前が最適です。早くても年長さんになってから実施してください。年中さんでは正確に測定できないことが多いため、おススメはできません。

算数障害のチェックリスト(就学前)

以下のチェック項目が全てOKであれば、この時点では算数障害ではないと考えて大丈夫です。

☐ お風呂に入るときなどに「30まで数えてごらん」と言うと数えることができる。
☐ 12個のおはじきを一直線に並べて「このおはじきを数えてみて?」と言うと数えることができる。
☐ 12個のおはじきをばらばらに置いて「私に〇個ちょうだい」と言うと、言われた数のおはじきを渡すことができる。(例4個、7個、12個など)
☐ 数字カードを見せて「このカードを読んでみて」と言うと、見た数字カードを読むことができる。(例1:いち、2:に、10:じゅう、などが言えるかどうか)
☐ 長い紙と短い紙を渡して、「この2つの紙の長さを比べて、どちらがどちらの数か考えて答えてね」と言うと、正しく対応した数字を言うことができる。
(例)長さ6cmの紙と長さ10cmの紙を見せて「どちらが3でどちらが5?」と聞く
引用:熊谷恵子・山本ゆう著「算数障害の理解と指導法」
いかがでしたか?これらのチェックは準備に必要なものも少なく、時間もかからないのでおススメです!もし一つでも当てはまった方は就学先の学校や最寄りの療育先にご相談ください。

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